週プレでの「過去最大露出」「史上最大にエロい」「グラドル最高峰のカラダ」といったグラビア掲載の噂が飛び交う中、私は麻倉瑞季の現在入手可能な、最新写真集を手に取った（なお、2025年7月7日には、麻倉瑞季の最新写真集は過去最大露出と言われているデジタル写真集『最高峰』となる）。
結論から言うと、これは単純な麻倉瑞季の「エロ写真集」ではない。
真冬の北海道という極限環境で、少女写真家・飯田エリカが切り取った麻倉瑞季は、予想を裏切る姿を見せてくれる。セイコーマートのラーメンをすする何気ない瞬間から、濡れた黒キャミが白い肌に張り付くシャワーシーンまで。
この2冊を読み終えた時、私は麻倉瑞季という存在について、全く違った理解を得ることになった。
ラーメンをすする姿に隠された、プライベート感の正体
『飯田エリカ×麻倉瑞季デジタル写真集２「午前１時の僕ら」』は、表紙を開くなり（いや、むしろ表紙より）麻倉瑞季がセイコーマートの濃厚ねぎ味噌ラーメンをすする姿から始まる。
一体なぜラーメンから始まるのか？
それは「プライベート感」を表現するためだ。飯田エリカが選んだのは、ストロボ直当ての硬い光。ソフトボックスや2灯ライティングといった「きれいに撮る」技術を一切排除し、部屋の暗さと被写体の生々しさを優先した。普段着でラーメンをすする何気ない瞬間こそが、作り込まれたグラビアとは対極にある「リアルな麻倉瑞季」を写し出している。
この選択が功を奏している。黒のキャミソールが肌に張り付く麻倉瑞季を横から撮影したカットでは、そのボリューム感あるおっぱいが強調され、まさに「生々しいエロさ」が表現されている。
ただし、ここで気になるのが焦点の問題だ。若干絞りを開けすぎなのか、意図的に胸の谷間にぼかしを入れているのか。表現としてはありだが、正直「見たいものこそ写し込みたい」という欲求に駆られてしまう。
なぜ服のままシャワーを浴びるのか？
中盤のベッドシーンでは、麻倉瑞季が欲しそうな顔を見せたり、余裕ある笑みを浮かべたりする。近視の人がメガネを外してよく見えない目をしているのがリアルで、様々な体位になっている姿がエロい。
しかし、本当に印象的なのはバスルームでのシーンだ。
黒キャミに短パン姿は変わらないが、シチュエーションが変わることで雰囲気も一変する。キャミの肩紐が精一杯伸び切って、98cmのIカップおっぱいを支えている様子が素晴らしい。
そして、キャミのままシャワーを浴びる麻倉瑞季。
当然、黒い生地が白い肌に張り付く。全身びしょ濡れになる。なぜ服のままシャワーを浴びるのか、そんな疑問もこの写真を見ていたらどうでもよくなってくる。
46ページ目の左の表情が特に印象的だ。こういう表情こそが麻倉瑞季の真の魅力だと私は思っている。
雪見だいふくみたいな頬と、真っ赤なコートの対比
『飯田エリカ×麻倉瑞季デジタル写真集３「薄氷と少女と真紅のコート」』では、同じく真冬の北海道を舞台に、麻倉瑞季の相反する魅力が描かれている。
北海道の雪の中でロリータなドレスを着た麻倉瑞季は、まるで国籍不明な少女のように映る。白の世界、白のドレス、雪がレフ板代わりとなって、彼女の白い肌をより白く写し込む効果が絶妙だ。
16ページのアップの頬は、雪見だいふくを彷彿とさせて美味しそうですらある。ただし、被写界深度が浅いながら、ピンが目に合っているかというと微妙なところ。これは何を写し込もうとしていたのか、撮影者に聞いてみたい気持ちになる。
一方、真っ白な雪景色に強めなメイクで個性を落とし込む真紅のコート姿では、麻倉瑞季の別の一面が現れる。彼女は横たわるのが似合う。コートの下は生足で、黒髪赤コートのコントラスト強めな姿は、これもまた麻倉瑞季らしい。
42ページ目の逆光の中でのサークルゴーストの出方など、もしかするとSuper-Takumar 55mm F1.8でも使っているのかと思わせる仕上がりだ。
仕事とエロのメリハリが、本当のエロさを生む
これらの写真集を見て、純粋に麻倉瑞季のエロが見たい人は消化不良な気持ちになるかもしれない。
しかし、それは発想として間違いだ。
このような麻倉瑞季を自分の中に取り込むからこそ、どエロイ麻倉瑞季のグラビアを見た時に、もっとどエロく感じるのだ。仕事とエロはメリハリが大切。
来たるべきタイミング（週プレでの「過去最大露出」やデジタル写真集『最高峰』など）に備えて、この2冊は手に入れておく価値がある。安価でありながら、麻倉瑞季という存在の多面性を理解できる貴重な資料だからだ。
真冬の北海道で見せた麻倉瑞季の「本当の顔」が、ここにある。
きっと彼女の新たな一面に出会えるはずだ。そして、その出会いが次に彼女を見る時の感動を、何倍にも膨らませてくれるだろう。
※次ページには、『週刊プレイボーイno.29』に掲載されている麻倉瑞季と「過去最大露出」撮影後の？麻倉瑞季の画像。
関連リンク
『飯田エリカ×麻倉瑞季デジタル写真集２「午前１時の僕ら」』
『飯田エリカ×麻倉瑞季デジタル写真集３「薄氷と少女と真紅のコート」』
